経営陣インタビュー

EXTERNAL DIRECTOR // 社外取締役 野津幸治

(株式会社インディソフトウェア)

リクルートを経てソフトウェア業界へ

Q.これまでの職歴などを教えて下さい。

幼稚園から高校まで熊本で育ったのですが、九州の男性ってどこかで「何かやってやろう」という願望があるんですよね。カフェグルーヴの経営陣に九州出身者が多いのも、それと関係しているのかもしれません(笑)。僕は大学から上京し、3年生の頃からリクルートのソフトウェアを作る部署でバイトをしていました。そこで初めてマッキントッシュにも出会ったし、それまで趣味で好きだったゲームに初めて仕事として関わりました。その時、将来はソフトウェアを作る仕事につきたいと思ったんです。在学中に、素人ながら1本ゲームも作ったし、4年生の時にはそのゲームの攻略本まで出しました。

そのままリクルートに就職するのもよかったんですが、アメリカでマーケティングの仕事を究めたいと思い、外資系企業に内定をいただいたので自分の中ではそちらに決めてしまっていたんですね。で、リクルートにお断りに行ったその日、簡単に言うと(バイト時代の)上司に酒で口説かれ、その瞬間の面白さを選び(笑)リクルートに社員として入社を決めました。その後2年ほどリクルートのソフトウェアの部署にいたんですが、その時の先輩がゲームのベンチャーを立ち上げたのでそちらに移り6年間働きました。その後、その会社の僕の部下たち7人で、現在の会社インディソフトウェアを立ち上げたのが今から7年前です。


「これからもずっと、やんちゃな会社であり続けてほしい」

Q.カフェグルーヴとの出会いを教えて下さい。

(社長の)浜田との出会いは、僕がインディソフトウェアを立ち上げてすぐでした。普段あまり行かない異業種交流会のような飲み会で、たまたま隣の席にいたのが浜田で妙に盛り上がったんです。

最初は仕事というよりプライベートの付き合いの方が多かったんですが、だんだん仕事で会う機会も増えて。浜田はもともと「cinemacafe.net」(シネマカフェ)を事業化するっていう話をしていたんですが、その当時、映画のオフィシャルサイトがなかった中で、新しいものを作っていこうとしていた。ユーザーに対してもしっかりマーケティングしていこうっていう、これまでのネットの領域には欠けてた視点を持ってて、一見やんちゃだけど(笑)浮ついてないまじめな人なんだなと思ったんです。

あと、お互い経営者としての価値観が根っこの部分で似てるなとも感じました。経営の課題って、ほとんどが“人”の問題だったりするんですが、そのへんの価値観が近いんです。僕が個人的に思っているのは、企業に必要なスキルは後付でもいいから“人”そのものだということなので。

Q.今後のカフェグルーヴに期待することは何でしょうか?

若いベンチャーではありますが、Web製作から映画の投資もやっていますし、メディアも持っている。今これらが非常にいい形でシンクロしてきているところなので、その発展上にはさらなるメディア展開、製作の可能性があります。映画のオフィシャルサイトをビジネスにしていったのは確かな業績だし、「verita」(ヴェリタ)に関しては短いスパンでここまでリニューアルして大きくしていけたのはすごいことだと思う。ヴェリタの価値は、女性をターゲットにした女性向けのメディアとしてのクオリティが圧倒的に高いこと。普通ならなかなか広告が入らない化粧品メーカーや衣類メーカーが、ここならってことであくまでクオリティー重視で広告を入れてくれますしね。

そんな風に、我々にしか作れないメディアはどんどん作っていきたい。そのためにはユーザーの方を常にしっかり向いて、しっかりしたメディアを作ることが大事だと思っていますが、そのエンジンが今のカフェグルーヴにはあると思っています。あとはこれからもずっと、やんちゃな会社であり続けてほしいってことですね。新しいメディア、新しい価値観を提供し続けていきたい。ユーザーにもメーカーにも刺激を与え続けるために、社会にインパクトを与えるメディアだったりイベントだったりを企画し続けてほしいですね。

有能な人材が新しい価値観を作っていく

Q.入社希望の方にメッセージをお願いします。

やはりベンチャーに来る人っていうのは、自分を高めたい人だと思うんです。でも思うだけじゃなく、そのために努力をしている人に来てほしいですね。有言実行の人じゃないと、なかなか厳しい世界だと思います。もちろんスキルが備わっているに越したことはないですが、僕としてはあくまで“人”重視です。カフェグルーヴは設備産業でもないし、ものを作って売る会社でもない。個人のアイディアだったり、センス、実行力が評価されるわけなので、ある意味、人にしかコストがかからない。だからこそ会社は人に投資するべきだと思うし、そういう有能な人材を投入することで、そこからまた新しい価値観が作られていくんだと思います。


(2006年11月/カフェグルーヴオフィスにて)